019031 ランダム
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whiting moon   angels

whiting moon angels

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ボクが生まれてもう何年経った?
50年?いや、100年??…もっと長い…。


+++止まった時間+++


PiPiPiPiPi…
目覚し時計の音がする・・
「スマ――!朝飯出来たっすよー!」
少し低めのアッシュの声…
まだ眠いのでちょっとだけ無視。
「まだ起きないんすかねぇ。。ユーリ、ちょっと行って起こしてくるっす」
ぱたぱた・・・
アッシュの足音が聞こえる…


「スマー!入るっすよ~」
アッシュが入ってくる。

僕なんて死んでいるはずの年齢なのに
どうして起きる事…生きる事が出来るんだろう?
「もう、スマ!いい加減おきるっ…うわぁっっ」
答えが知りたくてボクはアッシュを押し倒し馬乗りになる。
アッシュはまだ、16歳。
ボクはもう300歳以上。
この差は何??それでも料理や歌、詩を書くことに関してはアッシュのほうが上。
「君はどうしてそんなに早く死んでしまうの?」
ボクは問う。


「長く生きられたほうがいいじゃないっすか。」
アッシュは答える。

「だって、俺は普通の人間と同じくらい長く生きる事ことすら出来ないんすよ
 普通の人間は80歳くらいまでは生きられるっすよねぇ?
 けど俺はその半分。40歳くらいまでしか生きられないんすよ。
 はかない命って言うか…狼は…イヌ科だからしょうがないんすけどね。」
切なく、悲しい声で答える。
それは確かに…はかない命だけど…それを聞くと僕たち妖怪は…

なんて図太いんだろうと思う。

「図太いほうが俺はいいっすけどね。
 正直俺は同じバンドグループのユーリやスマが羨ましく思えるんすよ。
 長く生きてるって事はたくさんの思い出を作れるって事になるじゃないっすか」

それを聞いてボクは罪悪感から開放された。
そうだよね、長く生きて痛くとも生きられた人も居るんだもん。
それならボクたちがみんなの分まで生きていかなくちゃ。

これから後何年生きるかは分からない。
だけど皆の分も元気に生きよう。
長い命だけど、それでも大切に大切に―――

                  +++fin+++


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おわった~初めてノートに何も書かないでアドリブだけで書いた小説です☆
う~ん。。ダーク系にしたかったけど表だし。
ではでは~vv


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